車いすテニスの日本代表チームが15日から19日まで、沖縄で強化合宿を行っている。県内での合宿は初めてで、選手13人、監督やコーチなどスタッフ11人という人数もこれまでにない多さという。
合宿には、2012年ロンドンパラリンピックでシングルス2連覇を飾った国枝慎吾(29)ら国際大会の経験豊富なベテラン勢に加え、若手選手も参加している。来年のアジアパラリンピックや20年東京五輪を見据え「チームジャパン」の結束を強めることも今回の目的といい、愛須正監督は「若手はトップ選手の姿を見て学び、トップ選手は世界一を狙えるモチベーションにつなげてほしい」と話している。
滞在中は読谷村のホテル日航アリビラや、うるま市内の施設を使い、実戦練習や室内トレーニングに励む。
選手の多くは来年1月、オーストラリアに遠征予定で、「素晴らしい環境でエンジョイしながらやれている。合宿で体力づくりと体の切れを付けたい」と国枝。シングルス、ダブルスともに女子世界ランキング3位の上地結衣(19)は「女子選手が集まれる機会は少ないので、個人のレベルアップとともにダブルスの練習も積みたい」と意気込みを語った。