漁師が“直伝”かまぼこ作り 天底小児童が体験


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悪戦苦闘し魚をさばく小学生=10日、今帰仁村の天底小学校

 【今帰仁】食材や料理の楽しさを知ってもらおうと、今帰仁漁業協同組合(平良栄康組合長)は10日、今帰仁村立天底小学校で5年生を対象に魚のさばき方・かまぼこ作り体験会を開いた。児童は食への関心を深めていた。

 同漁協の平良組合長が資源管理の取り組みなどを大型スクリーンで分かりやすく説明した。さばき方は組合の漁師が直接指導し、児童は不慣れな包丁さばきだったが、真剣な表情で取り組んだ。
 さばいた魚はミキサーにかけ、すり身にしてモズクを混ぜて油で揚げてかまぼこを作り、熱々を笑顔で頬張った。久田優李奈さんは「うろこや内臓を取るのが大変だった。かまぼこも刺し身も全部食べた。残してはいけないと感じた」と語った。(新城孝博通信員)