死亡事故多発 緊急アピール 7年ぶり50人超を懸念


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 交通死亡事故が多発していることを受け、県警や県は18日、緊急アピールを発表した。ことし1月から12月17日現在までに交通事故で48人が死亡しており、2006年以来7年ぶりに通年の死者数が50人以上になることが懸念されている。

年末年始で外出や飲酒の機会が増えることから、県警は注意を呼び掛けている。
 死亡者の約8割を二輪車や歩行者が占めている。二輪車乗車中の死亡者は17人で前年同期より6人増となっている。特に高校生を含む未成年者の死者は5人に上り、前年同期と比べ4人増えている。
 歩行者の死者数は20人で、そのうち11人は横断歩道がない場所での事故で死亡した。歩行者の死亡者数は前年同期と比べ5人増加している。
 県警は運転手には早めのライト点灯や安全確認の徹底を求め、特に二輪車運転手には車両間のすり抜けなどの無謀運転をしないよう呼び掛けた。また歩行者には、横断歩道の利用や夜間の反射材着用などを求めた。