「海、持って帰りたい」 浦添・南米移住者子弟の2人


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琉装をまとい笑顔を見せる比嘉さん(左から3番目)と又吉さん(同4番目)=4日、浦添市役所

 【浦添】2013年度南米移住者子弟研修生の修了式が4日、浦添市役所で開かれ、半年間の研修を終えた県系4世の比嘉ジェシカさん(26)と県系2世の又吉パトリシアさん(29)が、松本哲治市長から修了証を受け取った。

 2人は6月に来県し、日本語や琉舞、三線などを学んできた。比嘉さんは「沖縄の人はとても優しかった。帰国したら浦添市人会の人に学んだことを伝えたい」と笑顔。又吉さんは「沖縄文化をたくさん学べた。きれいな海をアルゼンチンに持って帰りたい」と話した。松本市長は「沖縄はもう2人のホームタウン。研修を将来に生かしてほしい」とエールを送った。
 式終了後は、2人による琉球舞踊や三線などが披露され、会場は温かな雰囲気に包まれた。