ダイビング外国客好調 海外展示会が奏功


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「香港ダイビング博覧会DRTSHOW2013」の沖縄ブースを訪れた来場者ら=14日、香港コンベンション・アンド・エキシビジョンセンター

 沖縄を訪れた外国人観光客によるダイビングが増加している。沖縄観光コンベンションビューロー(OCVB、上原良幸会長)の調査によると、2012年の外国人ダイビング客数は年間で3691人だったが、今年1~9月は5177人に上り、既に前年の年間実績を上回った。

 今年の外国人ダイビング客の内訳を見ると、香港が前年同期比2倍の1406人で大幅に伸びたほか、台湾が1・9倍の898人、韓国が1・3倍の908人、中国が1・4倍の526人となった。アジア4地域で約7割強を占めている。そのほか、インドネシア、オーストラリア、英国、ロシアなどとなっている。
 県とOCVBは外国人ダイバーの誘客を図ろうと、12年からアジアや欧米のダイビング博覧会に積極的に出展している。
 アジア太平洋地区で最大規模のダイビング旅行博覧会「ダイビングリゾートトラベルエキスポ(DRT)」や、来場者数5万人規模の「パリインターナショナルダイブショー」(フランス)など計12回出展した。来年6月20~22日には、宜野湾市のコンベンションセンターで「DRT」を県内で初開催する。OCVBは「今後ダイビングを目的に沖縄を訪れる外国人客は間違いなく伸びるだろう。来年度は1万人以上の来訪を期待したい」と話した。(呉俐君)
英文へ→Diving attracts foreign tourists to Okinawa