八重山観光客、最高81万 新空港効果、32%増


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 【八重山】県八重山事務所は18日、八重山の入域観光客数統計概況(推計)を発表した。1~10月の入域観光客数は、前年同期比32・5%増の81万3106人となり、10カ月間で年間入域観光客数の過去最高を更新した。

八重山ビジターズビューローが今年の目標に掲げていた80万人を2カ月残して突破し、年間で90万人を超える勢いで推移している。
 県八重山事務所によると、年間の入域観光客数が80万人を突破するのは八重山観光史上初めて。これまでは2007年の78万7502人が最高だった。
 八重山は3月7日に新石垣空港が開港したことが起爆剤となり、4月以降、単月の過去最高を記録し続けている。7月は単月で初の10万人台を記録し、8月、9月も10万人を突破した。
 10月の入域観光客数は台風の影響で欠航が相次いだものの、前年同月比50・2%増の8万3648人だった。
 滑走路が2千メートルに延びて格安航空会社(LCC)が参入したほか、本土直行便の増設、海外チャーター便の増加などで好調を維持している。
英文へ→Number of tourists to Yaeyama Islands reaches 810,000