コラソン、湧永下す JHL、5位をキープ


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 日本ハンドボールリーグ(JHL)の琉球コラソン(5位)は22日、大阪府豊中市立豊島体育館で湧永製薬(4位)と対戦し、25―22で勝った。通算成績を5勝6敗1分けとし、順位は5位のまま。
 コラソンは前半を13―12と1点リードで折り返した。後半はシーソーゲームとなったが、相手にリードを許すことなく逃げ切った。

 次戦は来年2月8日、徳島市立体育館で豊田合成と戦う。

▽男子
琉球コラソン(5勝1分け6敗)
25―22(13―12,12―10)
湧永製薬(7勝1分け5敗)

◆全員復帰すればもっとよくなる
 東長濱秀吉監督の話 前半はもう少し引き離すチャンスがあったかなと思うが、引いた守備の相手に対して横への揺さぶりやコンビネーションプレーがうまくいった。年明けに全員が復帰すれば、もっと面白いハンドができる。

◆攻守に連携 POに望み
 4位の湧永製薬と5位の琉球コラソン。プレーオフ進出へ残り一つのいすを懸け、互いに落とせない一戦だった。最後まで集中力を保ったコラソンが接戦をものにし、望みをつないだ。
 前半を終えて13―12。前の試合では勝ち急いで引き分けに終わったが、この日は無理に攻める場面が少なかった。攻守で連帯感を見せ、後半は同点に追い付かれることはあってもリードは許さなかった。
 復帰3戦目の東長濱秀作が攻撃に参加し、流動性を生んだ。10得点の棚原良や東長濱を警戒して相手が前に出たところで、他の選手がシュートを決める。守備では内山藤将や松信亮平が相手ポストを厳しくマークし、セットプレーを封じた。内山は「守備が機能していたし、決めるところで決められた」と勝因を語る。
 けがが完治していない水野裕紀、榎本貴康の主力2人を温存しながら勝てたことも大きい。全日本総合選手権を経て、リーグ再開は来年2月。東長濱秀作は「いい雰囲気になっている。勝ってかぶとの緒を締めたい」と力を込めた。