中華航空昼便でミーバイ香港へ 久米水産、効率化狙う


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
水の無い状態で長時間生存できるように処理したミーバイ=20日、那覇市の宮城島活魚センター

 アジア向けにヤイトハタ(方言名ミーバイ)を出荷している久米水産(うるま市、久米清一社長)は20日、初めて中華航空を使って香港に出荷した。昼の便で出荷できる中華航空では、早朝に行う通常の作業と同時に海外向けも出荷できるため、作業の効率化が図れるという。

 出荷したのは、10~12時間程度水の無い状態で生存できるように処理した「水無し活魚ミーバイ」。3匹入りを6ケースで約24キロ。香港の卸業者を経由し、現地のホテルや日本食レストランなどで提供される。24日にはマカオのホテルへ3ケースを出荷予定だ。
 現在はミーバイを処理してから出荷先に到着するまで12時間程度だが、同社の新垣宗敏営業部長は「輸送時間は短ければ短いほど良い」と今後の時間短縮に意欲を示した。