もとぶ牛が日本一 全畜連共進会 最優秀賞受賞


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全畜連肉用牛枝肉共進会での最優秀賞受賞を報告するもとぶ牧場の坂口泰司社長(前列右から2人目)=26日、県庁

 本部町のもとぶ牧場(坂口泰司社長)は、2013年度全畜連肉用牛枝肉共進会の黒毛和種去勢牛の部で農林水産大臣賞など七つの賞を受賞し、全国1位にあたる最優秀賞に輝いた。

26日、坂口社長や本部町の平良武康副町長らが県庁を訪れ、山城毅農林水産部長に報告した。全畜連からは「沖縄の牛が最優秀賞を取った記憶はない」という講評があった。
 11月に東京で開かれた全畜連肉用牛枝肉共進会では、全国からエントリーした300頭から60頭を選抜。もとぶ牧場からは3頭が選抜され、うち1頭が農水大臣賞のほか、共進会長賞や東京都知事賞など、全部で七つの賞を受賞した。
 坂口社長は「今後は海外戦略など、香港やシンガポールへの販売にも力を入れていきたい」と話した。
 平良副町長は「太陽が降り注ぐ環境のいい所にいる本部の牛が選ばれ、これほど喜ばしいことはない」と喜んだ。山城部長は「沖縄の畜産振興に影響を与える名誉で県としても喜んでいる。もとぶ牛の評価はどんどん上がって外国にも出ていけるだろう」と話した。