11月景況「拡大強まる」 気温低下で衣料好調


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11月の県内主要景気指標

 おきぎん経済研究所(出村郁雄社長)は27日、11月の県内景況(速報値)を発表した。景況判断は3カ月連続で「拡大の動きが強まる」とした。

 【個人消費】スーパー売上高は全店ベースで前年同月比5・6%増、既存店ベースは4・1%増。全店ベースの増加は16カ月連続。一部店舗で営業日数が増えたほか、11月後半の気温低下で冬物衣料が売れた。百貨店売上高は会員セール開催などから5・5%増。家電卸出荷額は29・9%増。太陽光パネル需要や新築物件向け家電などの需要が増加した。
 【建設】公共工事請負金額は2・5%増で、県や独立行政法人の発注工事があった。建設資材の生コンの出荷量は5・1%増。公共向けが減少したが、民間向けが増えた。
 【観光】シティーホテルの稼働率は0・1ポイント増の76・1%。客室単価を上げられずに競合が続いている。ビジネスホテル5・6ポイント増の72・0%。リゾートホテルが2・7ポイント増の67・0%。