イオンタウン、あいとぴあ、アイセック 「福祉のまち」で表彰


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表彰された(右から)富山光枝代表、大浅田均沖縄地区統括マネジャー、一瀬宗也社長=23日、南城市のイオンタウン南城大里店

 【南城】県は23日、「2013年度県福祉のまちづくり賞」の表彰式を南城市のイオンタウン南城大里で開催した。障がい者や高齢者などに優しいまちづくりに取り組む個人や団体を表彰するもので、本年度は県知事賞にイオンタウン、奨励賞にNPO法人幸せの魔法つ会あいとぴあ(うるま市)、アイセック・ジャパン(同)の3者が受賞した。代表者がそれぞれ県の崎山八郎福祉保健部長から表彰状を授与された。

 イオンタウンは、障がい者専用の駐車場にゲートを設置して、健常者が駐車することを防ぐ「ハートゲート」の設置など、誰でも不便なく利用できるユニバーサルデザインを南城大里店に導入した。大浅田均沖縄地区統括マネジャーは「今後もユニバーサルデザインの普及に努めていきたい」と話した。
 「幸せの―」は、障がい者が着用しやすいように裁断・工夫された洋服や晴れ着を安価で提供している。富山光枝代表は「障がい者は洋服を着るのにもバリアー(障壁)がある。誰でも着たい服、必要な服を簡単に手に取れる社会にしたい」と話した。
 アイセック・ジャパンは、県内外の公共・商業施設に設置された自社端末利用者の音声をリアルタイムで文字に通訳するサービスを開発した。一瀬宗也社長は「耳が聞こえない人のために開発した。沖縄から全国へ発信していきたい」と強調した。