【上海】「憩いの場にしたい」 上海賢人会忘年会 大田新会長が抱負


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「上海沖縄賢人会」の忘年会で盛り上がる県人ら=中国・上海

 上海市内の古北地区にある沖縄料理店で14日、「上海沖縄賢人会」の忘年会が開かれた。「上海沖縄賢人会」の「賢」は、都道府県を表す「県」ではなく「賢」の漢字が使われている。これは沖縄の先人たちがかつて世界各国を股に掛け、沖縄の発展のため「賢く」生き抜いてきたことにあやかり、また、われわれも異国の地でそのように「賢く生きていこう!」と、この字が使われている。

 今回の賢人会では、前任の諸見里会長に代わって、大田拓(おおたたく)会長が就任した。その席で大田会長は「今後も上海にいる沖縄県人のため、また沖縄に興味のある人々の憩いの場として賢人会を盛り上げていきたい」と就任のあいさつをした。
 また、上海沖縄県事務所の金城達雄所長は「一昨年就航予定だったが尖閣諸島問題のため、一時延期となっていた吉祥(きっしょう)航空の上海沖縄便が来年の1月31日から就航する。今後も沖縄と中国のさまざまな取り組みをバックアップしていくのでよろしくお願いします」とあいさつした。
 上海沖縄賢人会は年に4回開かれるが、上海に暮らす沖縄県人にとっては故郷のことや仕事のこと、家族のことなどを語り合うとても大切な交流の場となっている。
(小谷良太通信員)