具志堅用高さん銅像設置 石垣港離島ターミナル内


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銅像の前で同じポーズを取る具志堅用高さん(右)=26日、石垣港離島ターミナル

 【石垣】石垣市は26日、市出身のボクシング元世界チャンピオン、具志堅用高さん(58)の銅像を石垣港離島ターミナルに設置した。除幕式には具志堅さんも参加し、往年のチャンピオン姿を再現した銅像を見て、感慨深く喜びを語った。

 銅像はチャンピオンベルトを巻き、グローブを付けた両手を高々と掲げたポーズ。身長は約170センチで、本人より少し大きめにつくった。体形や表情は現役当時を再現した。テレビで見せる温和な表情とは違い、「カンムリワシ」の異名で日本人最多の13回防衛を果たした鋭い目つきだ。
 現役当時の入場曲「コンキスタドール」で序幕式に現れた具志堅さんは「感無量。涙が出るくらいうれしい。市民の皆さんありがとう」と感極まった様子で銅像を眺めた。
 銅像が設置された港は15歳の時、本島に渡る船に乗った思い出の地で「この場所から船に乗って本島へ行き、チャンピオンになることができた。この場所で現役当時の銅像と出会えたことがうれしい」と語った。
 除幕式後、具志堅さんは開場に集まった観光客や市民らと銅像の前で写真撮影に応じていた。
 銅像は市が新たな観光スポット創出のため「思わず写真を撮りたくなるモニュメント」として制作した。
英文へ→Bronze statue of boxing champion Yoko Gushiken erected in Ishigaki