JAおきなわ(砂川博紀理事長)は4日、浦添市伊奈武瀬の園芸農産物広域流通センターで野菜、花卉(かき)、果実の初荷式を開いた。
JAや行政、運送業者など関係者約250人が参加。初荷を載せたトラックを万歳や拍手で見送り、2014年の出荷計画達成、安心・安全な農作物の安定出荷を誓った。
14年は野菜2万3千トン(75億円)、果実4千トン(20億円)、花卉1億5千万本(55億円)の出荷を計画する。
カボチャ、インゲン、ゴーヤーを中心に作付け推進を図り、果実はマンゴーの取引拡大を見込んでいる。昨年大きな台風被害がなかった花卉も、出荷ピークを迎える3月の彼岸期に向け、前年を上回る作付けを実施しているという。
初荷ではサヤインゲン2千ケース(4トン)、ゴーヤー千ケース(5トン)、トウガン1500ケース(15トン)を東京中央卸売市場など関東地域に出荷。花卉はキク類や洋ランなど1500ケース(1ケース約200本)を卸売業者など県内を含む全国70社に出荷した。
砂川理事長は「今年は午(うま)年。天馬が大空を行くように、飛躍の年にしたい」と意気込みを語った。