県内スーパー最大手のサンエー(宜野湾市、上地哲誠社長)は6日、2013年3~11月期連結決算を発表した。営業収益(売上高とテナント収入などの営業収入)は前年同期比5・8%増の1168億6900万円、経常利益は11・4%増の84億3100万円、純利益は19・2%増の50億1千万円だった。
いずれも同期で過去最高額となった。収益の源泉である既存店の売上高が3・1%増となり全体を押し上げた。
省エネタイプのエアコンや大型冷蔵庫、アグー豚などワンランク上の商品が堅調に推移したほか、天候による影響がほとんどなかった。県産品やプライベートブランド(PB)商品のくらしモア、ローソンセレクトの販売強化、マチナトシティ(9月)と西原シティ(10月)のリニューアルなどが既存店の好業績につながった。
部門別売上高は、食料品、衣料品、住居関連商品、外食と全ての部門で前年を上回った。
2014年2月期の1株当たり期末配当(年間配当)を当初の25円から3円増配し、28円にする。同日の取締役会で決議した。同社は昨年9月、普通株式1株を2株に分割した。