県建設業協会の新春の集いが7日、那覇市のホテル日航那覇グランドキャッスルで開かれた。会員企業のほか国や県などから関係者約350人が出席し、気持ちを新たに業界の飛躍を誓った。
下地米蔵会長は2013年について、新石垣空港開港やモノレール延長事業着工などを挙げて、業界や県経済に「明るい出来事があった」と振り返った。一方で「技能労働者が不足し、施工単価の上昇や入札不調が大きな問題となった。抜本的な対策を講じる必要がある」と指摘した。
14年に向けては、14年度予算の増額や那覇空港滑走路増設事業の着工など「業界にとって、ようやく長いトンネルから抜け出すところにきた」と展望した。上昇傾向をより確実にするため、公共投資の効率的な執行や平準化発注などが重要だとし「事業活動をより一層強化したい」と述べた。