琉球新報社 多様なイベントの当日券を一カ所で販売する「トゥデイズチケットセンター（ＴＴＣ）」を県内に導入する動きが出ている。ＮＰＯ法人県芸術文化振興協会（那覇市）と、ＮＰＯ法人ライブエンターテイメント推進協議会（大阪市）が２０～２２日、那覇市ぶんかテンブス館にＴＴＣを開設する実証実験を行う。
沖縄版ＴＴＣの特徴として、舞台公演だけでなく観光ツアーなど幅広いチケットを扱う計画。観光まで広げる事例は国内初という。
県内では現在、多くのイベントが催されながら観光客や県民に情報が十分に行き届かず、当日券を扱うプレイガイドもない現状がある。イベント参加者だけでなく、実施事業者からもこれらの改善を求める声があり、ＴＴＣ導入の動きにつながった。
実証実験や識者らによる導入検討委員会、芸術文化団体や事業者らへの需要調査などを通し、２月までに提言と実施計画書をまとめる。
県文化振興会の沖縄文化活性化・創造発信支援事業の補助を受けている。
ＫＡＤＯＫＡＷＡ（東京）のチケット販売サービス「ウォーカープラスチケット」と連携し、那覇市に開設するＴＴＣだけでなく、全国のファミリーマートやセブンイレブンのコンビニでも購入できるようにする。
１５日までチケット販売を希望する興業者を募集している。問い合わせは県芸術文化振興協会（電話）０７０（５４９５）１１１９。
