香港にレトルト製品 オキハム、64店で常設販売


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香港での販売開始を発表する沖縄ハム総合食品の長濱徳勝社長(右から2人目)と県物産公社の上里至社長(同3人目)ら=8日、県庁

 沖縄ハム総合食品(オキハム、読谷村、長濱徳勝社長)が、香港のスーパーマーケット「パークンショップ」の64店舗で、レトルト製品「ミニコンビーフハッシュ」と「ロングタコス」の販売を始めている。今まで沖縄物産フェアなどで期間限定販売をしていたが、定番化して販売するのは初めて。長濱社長らが8日、県庁で発表した。

 2商品の定番化に向けては、県物産公社や現地で商品を取り扱う香港の卸問屋、海昌隆などとも連携し、現地での宣伝活動を実施してきた。販売開始は昨年11月。会見で県物産公社の上里至社長は「アジア市場は拡大しており、特に香港において県産品の取引額は大きい。今後も一つ一つの取り組みを着実に伸ばし、連携を取りながら物流の構築を図る必要がある」と話した。
 オキハムが約8年前から海外への輸出を始めて以降、ここ数年で日本食に対する需要は高まっており、本年度の海外での売上額は1500万円程度を見込めるという。来年度は4千万円の売り上げを目指す。長濱社長は「海外での売り上げは3年以内に1億円ほどに伸ばしたい。今後は豚肉やハムの取引も進めていきたい」と意欲を示した。