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県と那覇港管理組合は9日、那覇空港滑走路増設に向けて沖縄総合事務局が提出した埋め立て申請を承認した。今月中に着工し、2019年12月に工事完了、20年3月末に使用開始の予定。国内外からの航空便受け入れ体制が強化されることになり、県は目標とする観光客数1千万人達成へ弾みをつけたい考えだ。
総合事務局は昨年9月に埋め立て申請を提出。審査した県と管理組合は貴重なサンゴ類や海草藻場への影響に関し、移植計画を示していることなどを考慮し、公有水面埋立法の基準に適合していると判断した。
総合事務局の小平田浩司開発建設部長は「1千万人達成に必要不可欠な施策だ。東京五輪にも間に合わせたい」と強調した。
総事業費は約1993億円。13年度予算は137億円(国費130億円)で、2月から工事が本格化する。14年度は347億円(同330億円)の予定。
県は承認に際し、環境保全対策のほか、使用開始後の航空機騒音調査と結果公表、新たな対策が必要な場合の自治体との調整を求めた。総合事務局は那覇沿岸漁協など5漁協との漁業補償を9日までに締結した。
英文へ→Okinawa Governor approves landfill for extending runway of Naha Airport