【伊江】乗馬の楽しさを広めようと伊江村東江前の伊江島ビーチサイドホースパークは1日、村内を乗馬散歩する「午(うま)年元旦初乗り会」を催し、馬主ら7人が参加した。
参加者は、与那国馬や中間種の馬に乗り、5頭が縦一列に並んで同パークを出発。昔、裸馬競争が盛んだった馬場通りを通り、城山(タッチュー)を折り返し地点に約2時間、往復約4キロの道のりを散歩した。
沿道には馬のひずめの音を聞いて集まった村民が並び、乗馬姿の参加者に手を振り、カメラを構えるなど笑顔で迎えた。折り返し地点の城山中腹では、登山客が集まり、城山をバックに乗馬して記念撮影をする姿が見られた。
浦添在住で娘の合格祈願登山に家族で訪れた松本茜さん(35)は「ことしは年女。馬に乗っていい年になるに違いない」と喜んだ。
本部町から初乗り会に参加した村吉里香さん(32)は「気持ち良かった。馬に乗ると景色が変わる。伊江島の景色を楽しみ、春を感じた」と話した。(中川廣江通信員)