激励受け県選手団出発 12日に都道府県対抗女子駅伝


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好記録を目指し、意欲を見せる県代表メンバー=9日、那覇空港

 第32回全国都道府県対抗女子駅伝に出場する県代表選手の結団式が9日、出発を前に那覇空港で開かれ、選手たちが決意を示した。大会は12日に京都市西京極総合運動公園陸上競技場を発着する9区間、42・195キロで開催される。

 県チームは1区(6キロ)に主将を務める仲間千華(愛知電機)、9区(10キロ)は渡久地利佳(ルートイン)と、長距離の両区間を力のある実業団選手が走る。中でも鍵を握ると見ているのが、調子を上げている仲間の1区だ。
 大城昭子監督は「1区からのいい流れで、集団の中でレースができれば」と考えている。目標は2時間25分台を掲げている。
 昨年9月にあった全日本大学女子対校選手権の九州予選で3位に入り、県勢初の本大会出場を果たした沖国大からも初めて代表メンバー入りした。4区を走る與那城綾音は「前半からの流れをうまく後半につなげたい。皆で力を出し切りたい」と力を込めた。
 昨年は中学生として出場、2年連続出場となる八重山高1年の宮島萌は7区(4キロ)の起用予定で「昨年走った経験を生かして雰囲気にのまれることなく、自分らしく走りたい」、中学生区間の3区(3キロ)に出場する宮城亜支亜(桑江中)は「前向きに走りたい」とそれぞれ意欲を語った。
 沖縄陸上競技協会の國場馨会長は「全ての力を出し切って、しっかりたすきをつないでもらいたい」とあいさつ。県ランナーズクラブ連合会の平田久雄副会長らも選手たちを激励した。
 昨年の県勢女子は2時間31分1秒で47位だった。