漂流船、持ち主は? 渡嘉敷南方で発見の「栄丸」


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
持ち主不明の漂流船=9日、渡嘉敷漁協船揚場

 【渡嘉敷】渡嘉敷漁協船揚場の道路脇に「栄丸」と表示された長さ約7メートル、幅1メートル50センチの船主不明の漂流船が保管され、村では持ち主を捜している。

 この船は、渡嘉敷村漁協所属の漁師、中村隼人さん(32)が昨年11月に渡嘉敷島南方海上での漁中に、転覆したまま浮いて漂流しているのを発見した。通報を受けた第11管区海上保安本部の監視船が渡嘉敷港までえい航した。
 船は船舶登録票が表示されておらず、燃料タンクや切れたロープが船首に一部残り、海藻なども付着している。長い間漂流していたと思われ、東日本大震災の津波で流されて漂流していたものではないかなどと、さまざまな臆測を呼んでいる。
 同漁協や村役場も持ち主不明船の処理に困惑している。
 心当たりのある方は渡嘉敷村役場(電話)098(987)2321まで。(米田英明通信員)