“中国古箏”伍芳さん公演へ 県内実演家と共演も


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公演への来場を呼び掛ける座波会長(右から3人目)、演出の富田さん(同4人目)ら=10日、南風原町立中央公民館

 【南部】県南部連合文化協会(座波朝正会長)は創立20周年を記念し、26日午後2時から南城市文化センター・シュガーホールで「心の琴線に触れる古箏の魅力 中国古箏奏者『伍芳(ウーファン)の世界』中国古箏と琉球芸能の共演」を開く。同協会の座波会長、松田竹雄副会長らが10日、南風原町内で会見し、「伍芳さんの県内初公演で、県内の若手実演家とのコラボレーションなど斬新で意義深い公演になる。多くの県民に来場してほしい」と呼び掛けた。

 伍芳さんは、上海音楽学校を首席で卒業後、来日。現在神戸を拠点にコンサート活動やテレビ、ラジオなどに出演。さまざまなジャンルのアーティストと共演するなど多彩に活動している。
 八重瀬町出身の富田めぐみさんが演出を担当し1年前から企画を温めてきた。公演は2部構成。1部は中国古箏を中心にしたプログラム。2部は伍芳さんの要望で、中国箏曲と琉球芸能とのコラボレーションが実現する。
 大城貴幸さん(地謡)、知花小百合さん(琉舞)ら若手実演家が共演する。公演を記念し、南部連合文化協会名誉会長の宮城鷹夫さんが作詞を手掛け、伍芳さん作曲のオリジナル曲「古箏のしらべ」も初披露される。
 演出の富田さんは「伍芳さんの古箏を軸に、文化の持つ力で中国と沖縄、舞台と客席の心が通い合う公演にしたい」と抱負を語った。
 入場料は前売り2千円(当日2500円)。