今年は11チーム参加 美ら島サッカーキャンプ


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美ら島サッカーキャンプの成功を誓う県やJリーグチームの関係者たち=15日、県庁

 サッカーの国内外トップチームが県内各地でキャンプを行う「美ら島サッカーキャンプ2014」が、16日に沖縄入りするJ1ガンバ大阪などを皮切りに本格的に始まる。県とFC琉球などが15日、県庁で会見し、概要を発表した。

1月から3月にかけて計11チームがトレーニングを行う。
 同キャンプは、県が進めるスポーツツーリズム推進事業の一環として行われ、今年で4度目。初年度は7チームが参加し経済効果は約2億2千万、以降は12チームで約5億5千万、9チームで約2億7千万あったという。
 今回は、既にキャンプを終えたチームも含め過去最多の13チームが参加。県は、芝生管理の専門家を育てる「芝人(しばんちゅ)養成事業」などの取り組みにより、県内競技場の芝生環境が改善されたことが効果を上げていると説明した。
 今回、Jリーグからはガンバ大阪やヴィッセル神戸などJ1の4チーム、横浜FCなどJ2の3チーム、来季から新設されるJ3のブラウブリッツ秋田が参加。ほかに女子のINAC神戸レオネッサや韓国、米国のチームが訪れる。
 INACは昨季、なでしこリーグ、なでしこリーグ杯、国際女子クラブ選手権、皇后杯全日本女子選手権と史上初の4冠を達成した。会見で山下恭典ゼネラルマネジャーは「沖縄でコンディションを整えスタートできた。今年も結果を残せるよう一丸となって頑張りたい」と意気込みを語った。
 県文化観光スポーツ部の湧川盛順部長は「ワールドカップイヤーで、選手のモチベーションも高くなると思う。県民も会場に足を運び、選手たちの姿を見てほしい」と呼び掛けた。
 期間中、トレーニングマッチとしてクラブ同士の練習試合も組まれる予定。キャンプの情報は公式サイトhttp://www.churashima-soccer-camp.com/で随時公開する。