LCC活用検討を 日・ASEAN観光交流会議


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 東南アジア諸国連合(ASEAN)からの誘客可能性を探る「日・ASEAN観光交流会議」の2日目が16日、宜野湾市で開かれた。国内の行政や旅行関係者らが「日・ASEAN観光交流促進に向けた課題と展望」をテーマにパネル討論し、各市場に応じたプロモーションやチャーター便による誘客の必要性などが指摘された。

 県文化観光スポーツ部の湧川盛順部長は「13年4~11月までASEANから沖縄を訪れた観光客数は約5万人で、12年の年間実績を上回り、急激に成長した」と現状を説明した。
 日本アセアンセンターの神田瑞穂観光交流部長代理は「現在ASEANでは日本ブームとなっているが、東京や大阪と比べ、沖縄の知名度はまだ低く、アクセスの面でも不利だ」と指摘。「今後チャーター便を増やし、格安航空会社(LCC)を活用した誘客策も検討すべきだ」と提案した。
 一方、タイから参加したアサヒトラベルサービスのミツモト・ジロー社長は「沖縄とタイは多くの共通点がある。首里城など各市場に合わせた有効なプロモーションが必要だ」と強調した。
英文へ→ASEAN-Japan Tourism Exchange Convention held in Okinawa