開幕ローテへ2年目の決意 東浜、県内で自主トレ


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プロ2年目のシーズンに向けて自主トレーニングを行うソフトバンクの東浜巨=18日、県内

 プロ野球ソフトバンクの東浜巨(沖尚高-亜細亜大出)がプロ2年目のシーズンに向けて始動。18日、自主トレーニングを公開した。昨シーズンは3勝1敗の成績。白星が先行したものの、デビュー戦で6失点、2戦目でも再び6点を失って負け投手に。2軍落ちも経験し、「ファンの期待を裏切った」と反省の方が大きい。それだけに「今年はチームの力になる」と強い決意を抱く。

 今月7日から県内で自主トレーニングを行っている。チームメートの大隣憲司投手なども一緒で、「いい刺激になっている」と話す。練習では主に体づくりに重点を置く。「去年は全く体ができていなかった。キャンプ前に体をつくることがテーマだ」と強調する。落ちる変化球の習得も目指しており、「仕上げれば試合でも使う可能性がある」と本番を見据える。
 昨年はシーズン終了後にプエルトリコのウインターリーグに参加した。大量失点した試合では外国人選手に痛打される場面が多く、「(外国人選手を)克服するためにいい経験ができた」と手応えを感じている。
 2月からはキャンプも始まる。「去年より体も動くし、やってやるぞと言う気持ちが強い。プエルトリコの経験を意味のあるものにするために、今年のシーズンは頑張らなければ」と強い思いを抱く。
 2年目の目標は「開幕からローテーション入りして1年間それを守ること」。投手としてタイトル獲得も視野に入れているが、「そこを意識せず1勝1勝を積み上げたい」と話す。「今年は去年の分まで(プレーで)返して、チームを日本一にする」。引き締まった表情で決意を示す東浜の活躍が期待される。(平安太一)