安全マップ、全国入選 上野小の石垣、守屋さん


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「未来へのまちづくり賞」を受けた石垣美空さん(左)と守屋瑠那さん=16日、宮古島市立上野小学校

 【宮古島】「第10回小学生のぼうさい探検隊マップコンクール」(日本損害保険協会など主催)の入選作品がこのほど発表され、県内から宮古島市立上野小学校の児童2人が作った「はくあいの里あんぜんマップ」が「未来へのまちづくり賞」を受賞した。2人は「地域の人に役立ててほしい」と話している。

 受賞したのは上野小の石垣美空さん(2年)と守屋瑠那さん(1年)の2人。昨年の夏休みを利用し、親や宮古署員と共に地域を見て回ったという。
 地図では学校周辺の道路網を、夜も街灯がついて明るい所と暗くなる所を色分けして表記。人が物陰に隠れて車から見えづらい場所や110番の家の場所など、地域の安全を守る上で大切な場所にも印を付けた。
 商店など地域住民にインタビューし、「上野小の周りはスピードを出す車や自転車が多いので注意してほしい」などとアドバイスをもらったことも書き込んだ。「もっと街灯を増やしてほしい」「小学校の正門前にも信号があるといい」と地域の課題もまとめた。
 守屋さんは「いっぱい歩いて作った。今まで危険と思わずに遊んでいた所もあった。他の人にも知ってほしい」と話した。