就活に役立てて 沖国で新聞読み方講座


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新聞をめくりながら見出しに目を通す学生たち=21日、宜野湾市の沖縄国際大学

 沖縄国際大学は21日、宜野湾市の同大で「就活に役立つ新聞読み方講座」を開いた。約30人の学生が効率的な新聞の読み方などを学んだ。講師を務めた琉球新報社NIE推進室の座波幸代記者は「新聞には地元企業や経済に関する新しい情報が宝の山のように載っている。記事に触れながら自分なりの視点や考えを持つことが就職活動に役立つ」と新聞の活用を呼び掛けた。

 講座では、新年号の「新春トップインタビュー」の紙面を紹介。企業を率いるリーダーの考えや、会社が目指す方向性を知る手段として活用することを提案した。
 座波記者は「社会に出れば、年齢差もばらばらで、多様な視点が必要になる。『人と意見を交わす』『自分の考えを文章にする』際の素材としても新聞を役立ててほしい」と話した。また「気になった記事を1日30分程度、継続して読んでほしい」と助言した。
 3年の金城衣里乃(えりの)さん(21)は「これまでは時間をかけて無理に新聞を読んでいた。見出し読みでポイントを押さえられることを知ったので、読み方を工夫したい」と話した。