オスプレイ違反増 336件 10~11月、県調査


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 県は米軍輸送機オスプレイの訓練状況について、昨年10~11月の2カ月間、市町村と連携し行った目視調査の結果をまとめた。人口密集地上空の飛行など日米合意に違反する飛行が336件あり、前年の同期間よりも18件増加した。

 県によると、オスプレイは宜野湾市や浦添市など14市町村から457件の飛行が確認され、米軍機騒音規制措置の時間帯を超える午後10時以降の飛行は前年より7件多い10件あった。
 宜野湾市では午後10時以降の離着陸が6日あり、深夜までエンジン調整音が鳴り響く日があった。宜野座村では城原、福山などで70デシベルを超える騒音が観測されるなど、訓練が激化している。結果を受け、県は国や米軍に対して合意の順守を今後求めていく考え。