知事承認に抗議 嘉手納町議会、F22撤去も要求


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仲井真弘多知事の埋め立て承認に抗議する意見書を全会一致で可決する嘉手納町議会=22日午前

 【嘉手納】嘉手納町議会は22日、仲井真弘多知事による米軍普天間飛行場の辺野古移設に向けた埋め立て承認に抗議する意見書と、戦闘機F22ラプターの嘉手納基地暫定配備、海外で相次ぐヘリ墜落事故に対する抗議決議と意見書の計5案を全会一致で可決した。

 F22とヘリ事故の意見書を同日午後受け取った嘉手納基地の担当者は、F22配備は日米両政府の決定事項だと説明し、ヘリは住宅地上空を飛行しないよう伝えると回答したという。
 知事に抗議する意見書は承認の撤回と辺野古移設断念や基地負担軽減を求めた。知事宛てに郵送する。
 F22飛来に関しては配備が「常駐化」していると指摘し、即時撤去と外来機の飛行訓練中止、嘉手納基地の機能強化中止を要求。ヘリ墜落事故では原因究明までの飛行停止、住民上空の飛行禁止などを求めた。