県が2015年2月の完成を予定している国際物流拠点施設(ロジスティクスセンター)の新築工事安全祈願祭が24日、那覇市鏡水で開かれた。隣接する国際物流拠点産業集積地域(国際物流特区那覇地区)の1~3号棟に続く4号棟となる。関係者ら約130人が参加し、工事の安全を祈願した。川上副知事は「県産品の国外への輸出促進や雇用増大を期待する」と仲井真弘多知事のあいさつを代読した。
ロジスティクスセンターは、延べ床面積は約2万6千平方メートルで、施設整備費は約43億円。屋上に約100台の駐車場を整備する。利用開始は15年春を見込む。入居企業は法人課税所得の40%控除など優遇制度を受けられるようになる。
県は今後、電子機器類を加工するリペア(修理)センターや、アジア向けeコマース(電子商取引)製品の在庫管理センターなどの誘致に取り組む。