「シーズンで良い結果」誓う コンサドーレ札幌、金武で初キャンプ


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入念なランニングで体を温める選手ら=21日、金武町陸上競技場

 【金武】サッカーのJ2リーグのコンサドーレ札幌が21日、金武町の陸上競技場でキャンプを開始した。選手らは、入念なストレッチやランニングの後、ボールを使った練習で汗を流した。金武町がプロサッカーチームを受け入れるのは初めて。同チームの練習は31日まで。

 初の練習日となる21日、町によるチーム歓迎式典が同競技場であった。町教育委員会の比嘉貴一教育長は「町としてプロサッカーチームのキャンプは初めてで、町民も選手の練習を楽しみにしている」と激励した。陣中見舞いとして、企業から地元特産品の提供もあった。
 チームを代表してあいさつした財前恵一監督は「シーズンで良い結果を出せるようなキャンプにしていきたい」と意気込んだ。
 金武町は、プロサッカーチームのキャンプ誘致を目的にした県の芝人(しばんちゅ)養成事業を活用し、2012年から芝の養成を開始。13年度は同事業のモデル地区に指定されている。
 芝を管理する東洋メンテナンス沖縄営業所の石井洋介所長は「沖縄は気温が高く芝の管理に適している。また宿泊ホテルのレベルも高い。芝の質の高さを維持できればキャンプ誘致も積極的に進むかもしれない」と説明した。