沖縄地区税関は27日、2013年の管内貿易概況(速報)を発表した。輸出は前年比3・7%増の836億5800万円で2年連続の増加、輸入は7・9%減の3096億2400万円で4年ぶりの減少となった。
輸入は、中国や韓国からの太陽光パネルが大幅に増えたが、輸入の半数以上を占める原粗油が20・9%減で全体を押し下げた。12年にあったブラジルや米国からの航空機関連輸入の反動減もあった。
輸出は、全体の46・3%を占める軽油などの石油製品が8・4%増。モザンビーク向けが新たに増え、シンガポール向けが4・2倍となった。香港や台湾、シンガポール向けの大型シャベルカーやクレーンなどの一般機械が63・1%増となった。一方で県内備蓄の原粗油などの再輸出品は5・5%減となった。
同時に発表した13年12月の貿易概況は、輸出が59・8%減の69億円で4カ月ぶりに減少。原粗油などの再輸出品が減少した。輸入は23・2%増の315億円で3カ月連続の増。比重の大きい原粗油などが増えた。