中部徳洲会が優勝 全日本9人制バレー


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 第83回全日本9人制バレーボール総合男子選手権大会最終日は27日、大阪市中央体育館で決勝までを行い、中部徳洲会病院が決勝で住友電工(大阪)をフルセットの末に下し、優勝を飾った。中部徳洲会病院は全日本実業団、櫻田記念大会と合わせて全国3冠となった。

◆ライバルに競り勝つ
 中部徳洲会病院の決勝の相手は、過去2年間この大会の頂上対決で敗れていた因縁のライバル・住友電工。これに勝てば全国主要3大会制覇だけに、選手たちにも気合が入った。
 第1セットは9点差で先取した。しかし、すんなりと王座を譲らないのがライバルだ。「流れを持って行かれた」(金城直樹主将)と、2点差で第2セットを落とした。
 泣いても笑ってもこれで終わりの第3セットは、一時7点差をつけてリード。徐々に追い上げられたが、センターのエース・岡部圭治らのコンビネーションで得点を量産し、優勝をもぎ取った。
 “グランドスラム”を達成し、新城剛監督は「本当にうれしい」と興奮気味。金城主将は「思い切りプレーできた。最高です」と喜んだ。