本島バス4社値上げ 4月、消費増税受け


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 那覇バス、琉球バス交通、沖縄バス、東陽バスの沖縄本島内路線バス4社は、4月からの消費税増税に伴い運賃を値上げすることが28日、分かった。各社は昨年12月までに沖縄総合事務局に運賃値上げの申請を済ませた。

 沖縄電力も28日、消費税増税に伴う料金単価の見直しを発表した。
 路線バス運賃が改定されるのは2008年12月以来。那覇市内線の運賃は現行の220円から230円になる。市外線の運賃は増税分を上乗せした2・857%の増額となり、1円単位は四捨五入する。初乗り運賃160円は維持する。沖縄総合事務局は「審査中だが、4月1日の実施に向け3月中旬までには認可したい」としている。
 回数券や定期券の扱いについては今後、各社で協議して対応を決める。
 本島内路線バス各社は08年の前回改定時、燃料費高騰や利用者減などを理由に市内線を200円から220円に、市外線初乗り運賃を140円から160円に引き上げた。
(長浜良起)