沖縄市長選 桑江氏が出馬へ 選考委、擁立決定


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桑江 朝千夫氏

 【沖縄】4月27日投開票の沖縄市長選で、沖縄市区選出の保守系県議や市議、経済界関係者らでつくる候補者選考委員会は2日、沖縄市内で会合を開き、自民党県連幹事長代理の桑江朝千夫県議(58)の擁立を正式に決定した。

その場で要請を受けた桑江氏は「沖縄市を変えたい思いは一緒だ。みんなの期待に応えたい」と事実上出馬を表明した。
 選考委は桑江氏を支持する選挙母体を設置することを決定し、責任者に公明党県本幹事長の金城勉県議が就任することを確認した。桑江氏は後日、正式に出馬を表明する。
 選考委員長の新垣直彦商工連盟沖縄地区代表世話人は桑江氏について「今の市政運営に対する危機感が強い。政治家としての実績も評価した」と語った。
 桑江氏は1956年1月生まれ、市住吉出身。日本大卒。94年市議初当選。3期目の2006年に市長選に出馬し、落選。08年に県議に初当選し現在2期目。
 市長選には与党の革新・中道系候補として、島袋芳敬副市長(64)も事実上の出馬を表明している。