コラソン きょう豊田合成戦 POへ正念場


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けがから完全復帰し、プレーオフ進出への鍵となる東長濱秀作=7日、那覇市内

 日本ハンドボールリーグ(JHL)男子の琉球コラソンは8日、徳島県の徳島市立体育館で豊田合成と対戦する。中断期を経て、リーグの試合は約1カ月半ぶり。上位4チームが進むプレーオフ(PO)は既に3チームが進出を決め、最後の1枠をめぐってし烈な争いを繰り広げる。

 現在、PO進出ラインにいるのは4位の湧永製薬(7勝5敗1分け=勝ち点15)、5位のコラソン(5勝6敗1分け=11)、6位のトヨタ紡織九州(5勝7敗=10)。コラソンと湧永製薬が勝ち点で並んだ場合、直接対決の得失点差で湧永が上位になるため、コラソンはほぼ負けが許されない状況にある。
 今季は始動時から常にけが人を抱え、苦しみながらPOへの望みをつないできたコラソン。ここにきてようやくフルメンバーがそろった。昨季得点王で豊田合成戦から完全復帰予定の東長濱秀作が、PO進出への大きな鍵になりそうだ。
 中断期間には、シュート決定率という課題解消に取り組んできた。185センチの東長濱、183センチの松信亮平、190センチの棚原良とこれまでにない高さも生まれ、今季初の0―6守備も想定する。
 東長濱は「パーツが増えた分、個人個人が自分の役割を果たせば幅が広がる。日本のトップを取らないといけないメンバーが集まっている」と終盤戦へ全力疾走を誓った。
(大城周子)