沖縄市長選、島袋芳敬氏出馬へ 桑江朝千夫氏と対決


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島袋芳敬氏

 【沖縄】沖縄市の島袋芳敬副市長(64)は8日、4月27日投開票の同市長選に、革新・中道系の市政与党候補として出馬する考えを表明した。
 同日、市役所内で開かれた市区選出の県議・市議でつくる候補者選考委員会との会合で伝えた。

島袋氏は「米軍基地問題や街づくり、子育て、行財政改革など沖縄市の課題解決に取り組むため、市長選で勝利したい」と述べた。10日にも副市長を辞任する見通し。16日にも正式に立候補を表明する予定。
 選考委がまとめた基本政策案は、米軍普天間飛行場の県内移設や憲法改悪を許さず、教育福祉の充実、地域経済の発展に取り組むことを掲げる。選考委内に賛否両論ある泡瀬沖合埋め立て事業については、賛否の明言を避け、事業の徹底検証や環境保全に取り組むことを求めた。
 島袋氏は1950年1月生まれ、本部町出身。沖縄国際大卒。2006年から副市長を務める。
 市長選には野党の保守系候補として、桑江朝千夫県議(58)が出馬を表明しており、事実上の一騎打ちとなる見通し。