国頭トレイルラン 長谷川が初代王者、女子は10歳の渡部V


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トップで沢を抜ける19キロ優勝者の長谷川清勝=8日、国頭村

 【国頭】第1回国頭トレイルランニング大会(同実行委員会主催)が8日、同村森林公園を発着点に開かれた。19キロ、12キロ、6キロの個人と、19キロ団体、同ペア、6キロトレイルウォークの6種目で行われた。与那覇岳の登山道や沢下りなどが含まれる最長19キロのコースでは、男子で長谷川清勝(東京都)が1時間45分7秒で優勝した。

女子では10歳の渡部春雅(神奈川県)が2時間7分33秒で栄冠を勝ち取った。
 12キロの男子は、菊川惠大(大阪府)が制し、女子は津波真澄(那覇市)が優勝。6キロの男子は大城角栄(国頭村)、女子は島袋美和(宜野座村)が優勝を果たした。

◆5キロから独走 男子Vの長谷川
 19キロで優勝を果たした長谷川清勝は、開始5キロ地点から独走状態。しかし未舗装の走路は朝の雨でぬかるんだ部分もあり、深い水たまりにはまるなど、一時足を取られた。その中、自分の走りでトップを守りきった。
 長谷川は、実業団のJR東日本に所属しており、2日の別府大分毎日マラソンにも出場した。今大会はプライベートで参加。「記録を気にせず走った」と、リラックスした走りが功を奏した。
 全国各地のトレイルランニング大会にも出場している長谷川。今回が5回目の出場となる。沖縄での初開催に「本土と異なる植生や景色を見るのが楽しかった。大好きな沖縄で走れて良かった」と話した。