コラソン快勝 豊田に33-22、終始主導


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 日本ハンドボールリーグ(JHL)の琉球コラソン(5位)は8日、徳島市立体育館で豊田合成(8位)と対戦、33-22で快勝した。通算成績を6勝6敗1分けとし、順位に変動はなかった。

 全員得点のコラソンが終始主導権を握った。前半を18-12で折り返し、後半も勢いそのままにリードを広げた。
 次戦は9日、大崎電気(2位)と高松市香川総合体育館で対戦する。

琉球コラソン(6勝1分け6敗)
 33―22(18-12,15-10)
豊田合成(3勝1分け10敗)

◆PO進出へ視界に光 戦力そろい攻守にさえ
 ついに強い琉球コラソンがベールを脱いだ。格下相手とはいえゴールキーパーを除く全員得点で、胸のすくような快勝。けが人に泣いてきたチームは、残り4試合で戦力がそろい、プレーオフ(PO)進出へ視界が晴れてきた。
 今季初めての0-6守備を採用。185センチの東長濱秀作、183センチの松信亮平を真ん中に据え、攻めあぐねる相手のミスを誘った。攻撃ではこの試合で完全復帰の東長濱が相手を引き付け、10得点の棚原良らがゴールを重ねた。
 日本一を決めるPOに進む4枠のうち、残るは1枠。この日、6位のトヨタ紡織九州が敗れたため、PO争いは事実上コラソンと4位の湧永製薬との一騎打ちとなる。
 コラソンの次戦は過去に白星のない大崎電気が相手だが、最低でも引き分けが求められる。「メンバーが戻ってきたらやっぱり強かった。大崎とも今までとは違った形で勝負できると思う」と東長濱。最大のヤマ場でPOをぐっと引き寄せるつもりだ。

◆力発揮できた
 東長濱秀吉監督の話 メンバーがそろうとやはり力が発揮できる。チャレンジ気味の0-6守備もしっかりできたし、シュートミスも少なかった。大崎電気戦も今日の調子でやれば面白い試合になる。