興南(男子)大差で頂点 九州高校選抜ハンドボール


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 ハンドボールの全国高校選抜大会九州地区予選を兼ねた第42回九州高校選抜大会最終日は9日、大分県立総合体育館で男女の決勝までを行い、各県1位トーナメントの男子興南は、宮崎代表の小林秀峰を34―24で圧倒し、頂点に立った。

女子浦添は宮崎学園に惜しくも敗れ、準優勝となった。各県2位校によるトーナメントから代表決定戦に進んだ女子那覇西も5位に入り、男子コザと併せて出場した県勢男女4チーム全てが全国大会(3月・愛知県)への出場権を獲得した。

◆レベルの違い歴然/興南
 昨夏インターハイ全国制覇した男子興南が、王者の貫禄を見せつけ頂点に立った。
 決勝は宮崎の小林秀峰を相手に、攻守の切り替えの速さで序盤から圧倒した。19―11で折り返し、試合を通して一度もリードを譲らずに優勝を決めた。
 初戦から決勝までの試合全てで10点差以上と、レベルの違いを見せつけた興南。下地利光主将が体調不良のため代役として出場した渡久地竜至が得点を量産し、勝利へ導いた。
 普段は厳しい黒島宣昭監督も「出来過ぎじゃないかと思うくらい」と驚くほどの好調ぶり。次に見据えるのは3月の全国大会だ。渡久地は「もっとガツガツ前を狙っていきたい」と、さらなる飛躍を誓った。