沖縄市長選 桑江氏が出馬表明 泡瀬は「全面推進」


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
沖縄市長選への出馬を表明する桑江朝千夫氏=11日、沖縄市中央の事務所

 【沖縄】自民党県連幹事長代理の桑江朝千夫県議(58)が11日、沖縄市内で記者会見し、4月27日投開票の沖縄市長選に立候補することを正式表明した。無所属で出馬し、自民、公明の推薦を受ける予定。桑江氏は「閉塞(へいそく)感に満ちた市政を打開し、活力あふれる沖縄市をつくる」と話した。

 桑江氏は泡瀬沖合埋め立て事業について「全面的に推進する」と強調。輸送機オスプレイの配備計画が浮上している米軍嘉手納基地について「一切の機能強化に反対する」と話した。
 普天間飛行場の移設問題については「市長選の争点ではない」として言及を避けた。牧港補給地区の一部施設の嘉手納弾薬庫知花地区への移転には、慎重に検討するとした。
 市長選には与党の革新・中道系候補として島袋芳敬前沖縄市副市長(64)も出馬を予定している。
   ◇   ◇
 桑江 朝千夫氏(くわえ・さちお)56年1月生まれ、市住吉出身。日大卒。市議から08年に県議転出。現在2期目。