高江ヘリパッド来月完成 N―4・2地区で2カ所目


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 【東】東村高江の米軍北部訓練場N―4・2地区で進められているヘリパッド建設工事が既に8割終了し、2013年度中の3月にも完成を予定していることが13日、分かった。防衛局は28日までだった工期を1カ月延長し、3月まで工事を続ける。

3~6月はノグチゲラなどの営巣期に当たるため、これまで同局は期間中の実質的な工事を避けてきた。今回の工期延長について、同局は「3月中は重機の使用を控える」としている。
 県環境保全課と沖縄防衛局は13日、県赤土等流出防止条例に基づく立ち入り調査後、住民らへの説明で明らかにした。北部訓練場一部返還に伴うヘリパッド移設工事は6カ所予定されており、N―4・2地区で2カ所目の完成となる。
 防衛局は「2月いっぱいで重機を使う土木工事は終わらせる」と説明。住民らは「工事をしなくても重機を動かせば営巣に影響が出る。2月中に重機を全部出してほしい」と求めた。
 現場を確認した県によると、着陸帯を設置する基礎部分の工事はほぼ終了していたという。(田吹遥子)