海外の玄関口 完成祝う 新国際線ビル、17日運用開始


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新国際線旅客ターミナルビルの落成式でテープカットする関係者ら=14日、那覇市鏡水

 那覇空港の新国際線旅客ターミナルビルが完成し、14日、落成式が開かれた。
 国や県、観光関連産業など関係者ら約650人が出席し、海外への新たな玄関口の完成を祝った。17日から運用が始まる。

 式典で、国際線ビルを管理運営する那覇空港ビルディングの花城順孝社長は「外国人客にとって安心・安全で快適な空間と旅を提供できるよう誠心誠意取り組んでいく」とあいさつした。
 新国際線ビルは総事業費約80億円。地上4階建て、延べ床面積2万3450平方メートルで、旧ビルの3・7倍の規模となる。小型機4機が同時に駐機できるボーディングブリッジ(搭乗橋)や20のチェックインカウンターを備える。
 知事の祝辞を代読した県の具志堅清明企画振興統括監は「新国際線ビルは20年3月末に供用予定の第2滑走路とともに、年間外国人観光客200万人の実現に寄与すると期待している」とあいさつした。