尖閣奪取が新任務 米海軍大佐中国軍分析


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 【ワシントン=島袋良太本紙特派員】米海軍太平洋艦隊情報戦部門責任者のジェームズ・ファネル大佐は、中国軍は自衛隊との短期集中戦に勝利した上で、尖閣諸島を奪取する作戦能力の獲得が新たな任務に加わったとする分析を述べた。

2月13日に米カリフォルニア州で開かれたシンポジウムで述べた。
 一方、米太平洋軍は発言について「公開情報を元にした個人的分析だ。過去のシンポジウムで彼が述べてきた主張と変わらない」とし、米軍の公式見解ではないとしている。米国防総省の報道担当者も19日、記者団に「基本的に昨年のシンポジウムで述べた内容と同じだ」と説明した。
 ファネル氏はこの見解について、中国軍が昨年秋に東シナ海で行った大規模演習を分析した結果だとシンポジウムで説明した。