コラソン、終戦飾る JHL


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 日本ハンドボールリーグ(JHL)で5位が確定している琉球コラソンは22日、佐賀県神埼中央公園体育館でトヨタ紡織九州(7位)と今季最終戦を行い、24―23で競り勝った。通算成績は8勝7敗1分けとなり、2年連続の勝ち越しでシーズンを終えた。

 コラソンは1点リードで迎えた後半、逆転される場面もあったが、21―23から3連続シュートを決めて相手を振り切った。

琉球コラソン(8勝1分け7敗)
24―23(13―12,11―11)
トヨタ紡織九州(6勝10敗)

◆2年連続勝ち越し/来季へ好材料
 琉球コラソンは2年連続の勝ち越しで、6年目のシーズンの幕を閉じた。トヨタ紡織九州は昨秋1点差で負けて取りこぼした相手。最終戦で雪辱し、来季へつなぐ好材料となった。
 13―12で迎えた後半。攻撃のミスから相手に速攻を受けるなどし、3度のリードを許した。「ずっとうちが押していたので、我慢して1点ずつ返していった」と東長濱秀吉監督。残り4分を切ってから3連続得点の猛攻を見せ、終了間際にはGK石田孝一の好セーブで粘る相手を振り切った。
 プレーオフこそ逃したが、けが人続出の中で勝ち越した意味は大きい。上位陣にもコラソンに対する苦手意識が芽生えてきた。今季、苦しい台所事情の中で存在感を見せた名嘉真吾は「底上げをして誰が出ても勝てるチームを目指す」と決意の言葉で締めくくった。

◆今季、控えが頑張った
 東長濱秀吉監督の話 勝ち越して終わるのと負け越して終わるのは全然違う。今季はけが人が多い中、控えメンバーがよく頑張ってくれた。勝ち越しは“Aランク”の位置付けになり、来季へつながる。