韓国商工会と経済交流促進 那覇商議所が覚書


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覚書に調印する那覇市商工会議所の国場幸一会頭(右から2人目)とソウル市麻浦区商工会のイ・ソンジョン首席副会長(同3人目)=26日、那覇市のANAクラウンプラザホテル沖縄ハーバービュー

 那覇商工会議所(国場幸一会頭)は26日、韓国のソウル市麻浦(マッポ)区商工会(チャン・チョルホ会長)と、観光客の相互往来など経済交流の発展を目的に「交流協力了解覚書」を結んだ。

 海外の商工会組織との覚書締結はハワイに次いで2例目。覚書締結で、定期的な情報交換や相互交換訪問、交流促進のための相互協力などを確認した。
 国場会頭は「日韓の政治レベルでは厳しい状況もあるが、民間経済団体で交流できるのは意義がある。沖縄の観光に理解が深まることを期待する。沖縄側も経済面でも韓国をもっと理解し、沖縄の発展に役立てることは多い」と今後の関係発展に期待を寄せた。
 調印した麻浦区商工会のイ・ソンジョン首席副会長は「今回初めての沖縄。飛行機が降りる時、エメラルドグリーンの海を見てまず感動した。ソウルの人には沖縄は観光地としての魅力が一番だ。観光から始めてビジネスに連結していきたい」と抱負を述べた。