支持固めに全力 石垣市長選あす投開票


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(左から)交差点で支持者に手を振る中山義隆氏=28日、石垣市石垣、交差点で支持を訴える大浜長照氏=28日、石垣市真栄里

 【石垣】任期満了に伴う石垣市長選は2日、投開票される。無所属現職の中山義隆氏(46)=自民、公明推薦=と無所属前職の大浜長照氏(66)の一騎打ちとなっている。選挙戦終盤の28日、両陣営は支持固めと無党派層への浸透に駆け巡った。

 中山氏は企業回りに加え自転車に乗っての遊説などで市街地を奔走。演説では預かり保育の全園実施や観光客大幅増など1期目の実績を強調。若さ、実績、行動力をアピールしている。
 石破茂自民党幹事長や小泉進次郎復興政務官らも応援に駆け付け、自民、公明両党が国政選挙並みの挙党態勢で支援している。
 大浜氏は地域回りや街頭演説を重ねる。新築移転が計画される県立八重山病院の高機能化や台湾との交流強化を強調するほか、自然や文化を生かした観光振興などもアピールしている。
 山本太郎参院議員や社大党委員長の糸数慶子参院議員らが応援演説。政党の推薦は受けず、「市民党」による運動を展開している。
 自衛隊配備問題では、中山陣営は石垣島への配備は決まっていないと強調し、大浜陣営は基地と観光は共存しないと訴えている。