中央銀行は先ごろ、2月末現在の外貨準備高が、今年1月より約20億ドル増えて、2679億8700万ドルと過去最高額になったと発表した。外貨による投資収益とユーロがドルに対して値上がりしたことが主な原因だとしている。
昨年1年間で外貨準備高の成長が最も著しかったのは1月で、40億ドルの成長。続いて11月が多く、33億ドル超だった。2度の急成長は、いずれもユーロや円のドルに対する値上がりと時期を同じくしており、この時期の外資系企業による投資の増加が原因であるとみられている。
銀行関係者は、中央銀行は保有する外貨の内訳を公表してはいないが、ユーロなどの値上がりと外貨準備高の上昇に明らかな因果関係が認められることからみても、中央銀行はドルの保有率を下げ、ユーロの比率を上げてきているものとみている。
【中国時報】外貨準備高、過去最高に 中央銀行が発表
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琉球新報社
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