全国少年柔道県予選 宜野湾署スポ少V


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 第34回全国少年柔道大会県予選が1日、那覇市の県立武道館で行われ、決勝は宜野湾署スポーツ少年団が4―1で沖尚少年教室Aを圧倒し、優勝を果たした。宜野湾署スポーツ少年団は全国大会(5月4、5の両日、講道館)の出場権を獲得した。

◆昨年覇者に快勝雪辱 全国へ意気込み
 決勝は昨年と同じカードとなったが、宜野湾署スポーツ少年団が前年度覇者の沖尚少年教室Aを4―1で圧倒し、雪辱を果たした。
 先鋒(せんぽう)の大嵩寛太が隙を突かれて内股を決められ、いきなり黒星発進。しかし、そこからは宜野湾署スポーツ少年団が地力を見せた。
 次鋒の比嘉俊磨が残りわずか15秒で「狙っていた」と話す背負い投げで優勢勝ちを奪ってチームにリズムを引き寄せると、中堅の糸数未来斗は35キロと小柄ながらも、体重が倍以上ある相手にフットワークを生かした試合を展開し、優勢勝ちに持ち込んだ。
 勝利まであと1勝という場面で優勝を決めたのは、副将の与那嶺快。「相手が押してきたから投げてやろうと思って」と、横四方固めで一本勝ちを決めた。
 大将の比嘉大翔も、負けじと開始わずか13秒で大外刈りの一本勝ちで締めた。
 メンバー全員が個人戦の優勝経験を持つだけに、仲松照夫監督も「負ける心配はなかった」と、胸を張る。比嘉俊磨主将も「優勝できてうれしい」と笑顔で話し、全国大会に向けて「みんなが一本を取れるようにして優勝したい」と意気込んだ。(仲本文子)

決勝 宜野湾署スポーツ少年団―沖尚少年教室A 中堅戦、体格で上回る相手に優勢勝ちを収めた宜野湾署スポーツ少年団の糸数未来斗=1日、県立武道館(山城博明撮影)
頂点に立った宜野湾署スポーツ少年団のメンバー